25の雲雀と、15の雲雀。
大人雲雀視点。
一言目は15の雲雀。
後は、交互に会話。
僕と彼が、たとえ同じ生を受けていたとしても、
やっぱり僕らは違う生きものだと、
「僕」は言うだろう――
「例えばさ」
そう切り出したのは、彼の方であった。
「姿は違うけど、全く同じ性格の2人がいたとして――」
「・・・」
「その2人が、お互いを好きになったら、それはおかしい?」
「さあ」
「・・・」
「で?」
「・・・別に。それだけ」
「続きは?――本当はそっちが訊きたいんでしょ?」
「・・・無いよ、そんなもの」
「あまり好ましいことではない、だろうね」
「・・・」
「生物学的には、特に、ね」
「生物学的、ねぇ。・・・どっちが?」
「どっちも」
「・・・」
「・・・」
「なら――心理学的には、どうなのかな」
「・・・“足りないものを、求め合う”?」
「わお。アリキタリだね」
「本当にね――僕らは、正反対だからね」
「そう?」
「僕は君の持っていないものを、君は僕の失ってしまったものを持ってる」
「不要だよ、僕には」
「“今”は、ね」
「弱気だね」
「そうだね」
「羨ましい?」
「まあね」
「あげないよ」
「知ってる」
「・・・」
「ガッカリ?」
「別に」
「・・・」
「本当に欲しいのなら・・・。どうすべきかくらいは、覚えてるでしょ?」
「うん。お陰さまでね」
「やってみなよ。君に出来るのならの話だけどね」
「出来るよ、そのくらいは」
「本当かな?」
「いいよ。覚悟していなよ」
「ふうん」
「ちゃんと奪ってあげる。力づくでも、ね」
「楽しみだね」
「そう?」
「まあね」
「相変わらずだね」
「君も、ね」
「指きりでもする?」
「厭だ、そんなもの。・・・いつ覚えたの?」
「さあ」
「約束するなら、別の事にしてよ」
「別のコトって?」
「分かってる癖に。変わらないね、そういうトコ」
「一番重要なコトが言えない所とかね」
「言わないだけだよ」
「そういう所もね」
「ほら。するの、しないの?」
そういう彼の細い首に、そっと腕を回す。
見上げれば、灰色がかった瞳は既に閉じられていた。
「やっぱり、おかしいのかな」
苦笑を浮かべながら呟いた唇を、彼の、幼いそれにゆっくり押し付けた。
ちょっと、長いアトガキ(云い訳?)
烏兎の初1818小説。
・・・ですが、実は、載せるかどうか結構迷ったもの。
当初は他人に見せる予定もなく、完全に自己満のものでした。
単に、この2人の関係って、どんなものだろう?と思って、整理の意味で書いたので・・・;;
で。
こうして書き上げた文から窺える、烏兎的、1818↓
1・子供・大人とも、互いに相手を「雲雀恭弥」とは思っているが、「自分」とは思っていない。
(あくまで、「自分」とその他。十年後だろうと「他人」(笑)
2・子供雲雀は自分の本能が行動動機の主な理由。(要は、本能に従って行動)
3・でも、大人雲雀は、寧ろ、我侭に見えて、理屈(?)ばかりが先だって、自身の欲求トカはあまり・・・
4・何故か、子供×大人気味・・・(滝汗)
これ、語り始めたら長くなるので止めますが、何かこんな感じでした。
(今後もコレが応用されるかと言うと、きっと否)
と、いろいろ言ってますが、読んで下さった皆様の解釈で読んでいただければ、と思います。
今回は本当にわっかりにくくて、スミマセンでした(汗)
以降はもう少しマトモなものを目指します。